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川湯温泉(和歌山)

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川湯温泉(和歌山)

 文字通り、川の砂利を掘るとと温泉がでてくる。熊野本宮大社の近くにこの温泉はある。70℃もの高温で川の中なのに塩分を含んでいる。仙人風呂で有名である。前から不思議に思っていたが、この付近に火山は無い。なのに温泉は湧いている、何故? この付近というよりは近畿地方に活火山は無い。でもあちこち温泉はある。丁度テレビを見ていてブラタモリというNHKの番組で解説してくれていて答えがわかった。日本の温泉はほとんどが火山の熱で温められたもので、そうではない非火山性の温泉もあるという。東北から沖縄沖にはフィリピン海プレートがあり、これは比較的若いプレートで若いと言っても、1500万年前のものであるが、若いほど熱を持っているという。フィリピン海プレートより大きな太平洋プレートはかなり古いプレートでほとんど熱を持たないらしい。そのフィリピン海プレートが日本近海で沈み込んでいるのであるが、そのプレートの熱で温泉が湧くらしい。火山が無くてもである。そのプレートが老いれば温泉は枯れるとの事でただそれは何千年後かであるので、しばらくは我々はその恩恵にあづかれるという事である。