服部半蔵の末裔 パートⅠ
現在、大河ドラマで山田孝之が演技している服部半蔵。家康を守ったおかげで後世に名を残した。江戸城の半蔵門、西側の門であるがもし何かあった時はいつでも甲府(天領)に逃げられるという事らしい。先日の連休にこの末裔の方にお会いできた。三重県の亀山市で和菓子店(創業370年)とカフェを営んでおられる。昔の風情が残る宿場町の一角にある。このカフェに入ってコーヒーを注文してそのコーヒーに付いて出てきたのが、ここの名物で銘菓関の戸というお菓子。こし餡を餅で包み阿波特産の和三盆をまぶしてある。3代将軍家光の時代からでかつては天皇や諸大名が口にしたという。恐れ多いような感じがした。私はご主人にその和三盆の阿波徳島の出身なんですと言うと、それから話がはずみ実は半蔵の末裔でこの和菓子は表の仕事で裏の仕事は謀報活動いわゆるスパイ。この時代は忍者という事なのだろう。よくお客さんから手裏剣を持っているか?水の上を歩けるのか?と聞かれるという。今回の大河ドラマでも山田孝之さんが言っておられたが、私は忍者ではなく三河出身の武士であると。このセリフを言っていただいて涙が出る程うれしかったという。伊賀、甲賀の忍者の頭として活躍していたが信長は伊賀の里を焼き打ちしてかなりの忍者を殺している。しかし家康は、信長に黙って三河に逃げてきた伊賀の者を隠まっていた。そのおかげで伊賀越えで生きて岡崎まで帰れたのだろう。やはり信長、秀吉と家康は違う。一度裏切り命を狙った者でさえ、許して自分の重臣に置いている。懐の深さがある。