聖武天皇 パートⅡ
聖武天皇はあの藤原不比等の娘、宮子の子である。だから孫にあたるが奥様(皇后)は光明子である。不比等の娘である。叔母との結婚である。今なら考えられないだろう結婚である。この光明子の母親が正妻ではなく不比等が美努王という皇子から略奪した橘三千代という方でかなり不比等が気に入っていたのであろう。その異父兄妹となるのが橘諸兄(左大臣)である。かなり藤原色が強い。聖武天皇と光明皇后の間に男子が生まれたがすぐ他界した。その子供を弔う為に金鐘寺という寺を建てたがこれが東大寺の前身となる。仏教を広く進めるために全国に国分寺、国分尼寺を建立した。聖武天皇はもともと身体が弱く又、せっかく男子が生まれても亡くなりその菩提を追修する為、仏教に帰依し厚く信仰するようになったと思われる。それであの大仏、盧遮那仏を建立しようと全国にお触れを出した。