玉置神社
奈良県の南方、ほとんど和歌山に近いところにある。診療所からだと3時間半かかる。多分、名阪国道と高速を使うと名古屋は通り越してしまう。十津川村の山の中にある。標高1000m以上あり、気軽にお参りするという訳にはいかないようである。創建は紀元前37年とあるがそれ以前に神武天皇がここに立ち寄り、それが創建のきっかけとなったようである。御祭神が国常立命様。天照様より古い、まさに神代の時代の大きな神様である。この神社も世界遺産にH16年に登録されており「紀伊山地の霊場と参詣道」の中の一つである。朝早くに出て9時半ぐらいに到着したがもうすでに駐車場がいっぱいになっていた。ほとんど県外ナンバーで、なぜこの神社に来られるのか不思議に思ったが、お参りしてみて理解できた。駐車場から20分は山道を歩くというか登山という感じで途中大きな杉がいくつもあり、中でも樹齢三千年といわれる神代杉や夫婦杉がある。天然記念物に指定されており、皆写メを撮っていた。本殿からもう少し登ると、玉石社があり、この神社の基といわれている。ご神体が玉石でほんの少しだけ表面に石が出ており本体は大きな岩であるらしい。お賽銭を集めにたまたま神社の方が来ており説明してくれた。いわゆる磐座信仰の一つである。この石がご神体となり神が宿っているという事である。強力なパワースポットであり、この神社では不思議な体験をされた方数多くおられ、怖いといわれる方もおられる。歌手の福山雅治さんの奥様の吹石一恵さんもよくここにお参りに来られるという。3年前にも原田龍二さんが来られている。三輪山もそうであるが、よくここは霊能者が来られるらしい。道すがら杉の大木に向かって心経を唱えている者もいたが、霊験あらたかな場所である。